乙 女 ゲ ー ム 日 和

乙女ゲームの感想をつらつらと……書くかもしれないし書かないかもしれない。

Cendrillon palikA【感想】

2023年、栄えある乙女ゲーム始めに選ばれたの作品が、【Cendrillon palikA】です!

オトメイトが、今後はSwitchソフトでゲームを発売するとなって、初めての完全新作となる作品でしたね。

Cendrillon palikAが発売された当初はSwitch未所持だったので、もちろんソフトを購入しておらず。

今回、貸していただき楽しくプレイさせてもらいました!

 

以下ネタバレありの感想となります。

 

玻ヰ璃[ハイリ]=ラリック

f:id:cheez_o:20230208122142j:image

人気投票で3位に輝くほど、プレーヤーから愛されたヒロイン 玻ヰ璃です。

どのルートでまさに王子様のごとく、攻略対象を救いまくります。いつも前向きで、未来を歩もうと声をかけてくれる玻ヰ璃が大好きでした。

いきなりですが、私の玻ヰ璃大好きシーンTOP3を開催します。

第3位 「はい!賄賂です!」と満面の笑みで賄賂を渡すシーン

嘘が付けない玻ヰ璃が溢れ出ていて、何でもないシーンですが大好きです。かわいい。同率3位に段ボールの中から「じゃーん!玻ヰ璃だよ!」って登場したシーンも好きでした。

 

第2位 攻略対象を泉に突き落とすシーン

泉に突き落として、「今までのことは全部流してあげます。だから、ずっと私のことを好きでいてくださいね」と伝える玻ヰ璃、あまりにも大好きでした。

 

第1位 自室のクローゼットから斧を取りだすシーン

この斧の一連の流れは本当に好きでした。自室のクローゼットから斧を取り出すヒロインに出会ったのは初めてです。しかも斧がひしゃげるほど叩いて物を壊そうとし、ある目的のために微笑みながら斧を人に向ける姿も最高でした。玻ヰ璃だからこそ為せる技でした。(このシーンに限ったことでは無いですが)嘘は苦手だけど、好きな人との未来のためなら命もかけるし、演技もする玻ヰ璃が優勝でした。

 

 

紫鳶[シエン]=クリノクロア

f:id:cheez_o:20230208122416j:image

まさにシンデレラモチーフのこの作品のパッケージを飾るに相応しい男だったと思います。パリカのスチルはどれもキラキラしていて大好きなんですが、特に好きなスチルが多いのは間違いなく紫鳶さんルートです。

キザなセリフをサラッと吐いたかと思うと、その後照れたりするところも、とっても可愛かったです。

この作品と言えば、全ルートで攻略対象の涙が見れるのですが、紫鳶さんの「助けて」という言葉と共に流された涙を見た時は、この人を助けなければ!!という使命を感じました。

 

憂漣[ユーレン]=ミュラー

f:id:cheez_o:20230215203512j:image

無口そうな見た目に反して、おもしろい男でした。私はどうしても序盤の玻ヰ璃を拒み続け、挙句に玻ヰ璃が死にそうになる展開での憂漣を許せず…。憂漣が明らか悪いのに歌紫歌のせいにしてたのがダメなんです。

でも他ルートとオマケでは安定におもしろい男を貫いてくれていて面白かったです。ハルモニアという調和者の存在も初めて出てきたので、それまでのルートちょっと違った感じでお話が進むので新鮮でした。あと初恋をかなり拗らせるタイプなので、哀哭エンドへの入り方があまり違和感がなかったように思います。

「アッサム!!!!」

 

廻螺[エラ]=アマルリック

f:id:cheez_o:20230215204901j:image

可愛い見た目して、すごく積極的でビックリしました。そして廻螺くんと玻ヰ璃ちゃんが並ぶと最高に可愛い。2人が一緒にアストロラーベとリンクしている所とか、純愛エンド最後のスチルとかも大好きでした。

純愛エンドの最後のスチルでの廻螺くんの「いつまでも、君の瞳に恋していられますように」ってセリフも心に残っているので、やっぱり廻螺くんの純愛エンドとても好きです。

あとこのルートでは唯一、玻ヰ璃のお着替えがあって、メイド姿の玻ヰ璃がとっても可愛かったです。

でも「涙を流すのは私がいる時にして、じゃないと拭ってあげられない」と伝えるイケメンな玻ヰ璃もいる。可愛いもかっこいいも兼ね備えている玻ヰ璃が優勝です。

 

黒禰[クロネ]=スピネル

f:id:cheez_o:20230215205142j:image

後から噛み締めるほどに、なんだか好きだったな…としみじみ思い始めたルートでした。終わった直後は特別好き!って思ってはなかったのに…何故でしょう。黒禰さんは一番最初にプレイしたからかも知れませんが。

最初は取り付く島もない程に邪険に扱われるけど、段々と玻ヰ璃に心を許していく様が垣間見えるので、とても良かったです。黒禰さんがそんな感じなので、玻ヰ璃の方から毎回しつこいくらいに押しかけたり話しかけたりするんですが、相手を見て引くべきところは引いてる所もあったので、初っ端から私の玻ヰ璃への好感度は高かったです。

黒禰さんが玻ヰ璃の頬っぺをつまむシーンが二度あるんですが、両方とも大好きです。何故か玻ヰ璃の言っていることを完璧に理解している黒禰さん。

あと個人的に黒禰さんルートを語る上で絶対に欠かせないんですが、過去に「憧れと呼ぶには欲深く、恋と呼ぶには綺麗すぎた」という女の存在がいたってことが凄いです。過去付き合っていた人がいる、好きだった女がいる、といった軽いものではなく、攻略対象の男にここまで言わしめる存在の女がいるって乙女ゲームでは珍しいと思います。

そんな存在に対して、玻ヰ璃が嫉妬をしつつも黒禰さんを救うのが好きでした。自分だけを見てほしいという綺麗ではなく欲深い感情を持った玻ヰ璃の人間らしさが好きでした。他のルートでも少しヤキモチをやくシーンがあったりするのですが、このルートでは前述の言葉があるので、玻ヰ璃の嫉妬の感情も際立つように感じました。

 

綸燈[リンドウ]=ウェステリア

f:id:cheez_o:20230215210340j:image

このルートが一番、玻ヰ璃が王子様でかっこよかったと個人的には思います。

「これからは私が綸燈さんを守ります。だから一緒に生きましょう」

「これからは、私があなたの生きる意味になります。だから私のために生きてください。」

この辺りはこのルートでの玻ヰ璃の好きなシーン何ですが、本当にかっこいい。

他ルートでやばそうな一面を垣間見てからの、綸燈さんルートだったので。すごくやばい人ならどうしよう…でも泣虎ルートではラストはそうでもなかったし…と悩んでいたんですが、過去の境遇もあり少し歪んでも仕方なかったのかな…と思います。黒禰さんルートの刈鐘の方がやばい人間でした。

過去の辛い状況でも1人で耐えていた綸燈さんを、夢の中とはいえ玻ヰ璃が救うシーンは私も嬉しかったです。

ただ、コレクションしていた人たちを遺族の元に返して謝罪したくらいみたいだったのですが、しっかりお咎めは受けて欲しかったなと思います。紫鳶さんに対して行った事は許されるべきことでは無いので。救われて幸せになることと、罪を認め罰を受けることはまた別の問題なので、お咎めを受けてから玻ヰ璃と幸せになるならば、何も問題は無いと思うので、そこだけ引っかかってしまいました。

 

泣虎[ナトラ]=ピオニー

f:id:cheez_o:20230215211000j:image

一番泣虎ルートで印象に残っているのが、1度なくした信頼をもう一度得るために、玻ヰ璃が誰にも話していない秘密を泣虎に打ち明けるシーンです。

玻ヰ璃の秘密はどれも【兄さんにさえ秘密にしていること】ばかりで、お互いを大切に想って、幼い頃から2人きりで生きてきたんだなぁと感じて、ラリック兄妹にウルっときました。泣虎ルートというだけで、泣虎は関係なくて申し訳ないです。

一緒にチーズケーキを食べたり、カンパネラを真ん中にして川の字で寝ているシーンが好きでした。玻ヰ璃と家族になって、【幸せな家族】を感じて欲しいなって思いました。

 

歌紫歌[カシカ]=ガレ

f:id:cheez_o:20230215211028j:image

彼にも過去の女がいました。私は黒禰さんから初めて歌紫歌が最後だったので、過去の女に囚われている男のルートで始まり、過去の女に囚われている男のルートでCendrillon palikAを終えました。

真相を兼ねているので、どうしても恋愛よりもそっちに重点が行ってしまって個人的にはカプとして好きとはならなかったです。

ちなみに玻ヰ璃の大好きなシーン第1位は歌紫歌ルートでした。なので、私としては斧を持ち出す玻ヰ璃に全てを持っていかれてしまいました。

でも純愛エンドの終わり方が良かったです。

【私たちは何度でもハッピーエンドを迎えるから】

中略

【私たちのハッピーエンドを始めよう一一。】

シンデレラモチーフということもあって、よくある童話の『幸せに暮らしました』で終わるのではなく、あくまでここから2人の物語が始まるといった終わり方だったのが好きでした。

 

 

最後に、Cendrillon palikA最初から最後まですごく楽しくプレイできる作品でした。

黒禰さんルートで突如呪いが解けたのは何故?とか、紫鳶さんが呪いによって死ななかったのは何故?みたいに疑問は残っていたりしますが、少々細かいところは目を瞑ることが出来るくらいに楽しかったです。

Cendrillon palikAを語る上で、玻ヰ璃を欠かすことが出来ない程に、本当に真っ直ぐで言葉や行動で攻略対象達を救い、未来を一緒に歩もうとしてくれる姿が大好きでした。

 

それては最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

2022年プレイゲーム振り返り

2023年が始まって、かなり経ってしまいましたが重い腰を上げて、2021年同様に、2022年の振り返り記事を書いていきます!

 

2022年にプレイしたゲームはこちらです!

 

  1. バディミッションBOND
  2. 白昼夢の青写真
  3. 月姫-A piece of blue glass moon-
  4. ときめきメモリアル Girls Side 4th Heart
  5. 十三機兵防衛圏
  6. 三国恋戦記~オトメの兵法!~
  7. 私のリアルは充実しすぎている
  8. 神凪ノ杜 五月雨綴り
  9. even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女
  10. 天獄ストラグル
  11. ファイアーエムブレム 風花雪月

 

以上の一般ゲーム3作品、美少女ゲーム2作品、乙女ゲーム6作品の合計11作品を2022年にプレイしました!

乙女ゲームがメインではあるけど、その他にも色々なゲームをプレイすることが出来て楽しかったです!今年も、プレイしたいと思っている美少女ゲームや一般ゲームが何本もあるので、色々と楽しんでいきたい。

 

乙女ゲームに関しては、昨年同様に乙女ゲームオブザイヤーの画像を作成してツイートしました!Twitterで見かけたテンプレは、毎年テンプレを作成してくれていた方では無かったので、今年は自分で作成してみました!

こちらが、該当ツイートです!

自分で作成したにも関わらず、プレイした作品を1作入れ忘れるという失態です。でもまぁ、忘れているという事は…って感じです。

画像にも一言を添えていますが、ここでもざっとだけ書いておきます。

 

私のリアルは充実しすぎている

本当に文句無しにおもしろかったです!何度も繰り返すことになりますが、無料でここまで楽しめていいのか?!という気持ちになりました。シナリオはもちろんですが、ヒロインを含めキャラクターの良さ、ヒロインの表情の多さ、演出などどれをとっても良かったです!

 

三国恋戦記〜オトメの兵法!〜

攻略人数もかなりいるのに、どのルートも楽しめたって事がかなり大きいです!EDでは本編を攻略対象視点で見られるので、毎回EDにかじりついていて、全然EDに浸ることが出来なかったゲーム。特に子龍くんルートのEDの演出は神がかっていました。大好き。

 

神凪ノ杜 五月雨綴り

万事屋としてあやかしに関する依頼をこなしつつ、仲を深めていくお話なんですが、依頼がすっきり解決!みたいなものではなく、余韻を残すようなものが多かったです。でも嫌な余韻ではなく、人間や妖の【感情】による余韻みたいなもので。都合よく解決しない当たりが私は好きでした。

最後は東雲さんルートで締めましたが、最後のシーンは涙無くして見られませんでした。余韻を残しつつも、最後には雨上がりのような雰囲気を感じさせる素敵なお話でした。すこし動作がもったりしていて重かったので、そこだけ残念でしたね!でもお話としては短くはあるけど、綺麗に纏まっていて好きな作品です。

 

even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女

シナリオも魔女裁判も楽しかったです。シナリオとしてはティレルルートがいちばん好きで、魔女裁判はゼンルートで辛くて血涙を流しました。欲を言えばDLオンリーの割にはそこそこの値段がするので、もう少しボリュームが欲しかったです。特にルーシェンのルートですね。真相も兼ねているので、途中急ぎ足すぎて私は少し置いてけぼりをくらいました。

 

ときめきメモリアルGirlsSide 4th Heart

ときメモデビューです!作業や条件にビビっていましたが、まぁ色々と調べながらやるとそこまで難しくなく、楽しく出来ました。最近気付いたのですが、Aボタンで読むだけのノベルゲームはすぐに集中力が切れてしまう。私は少し作業要素がある方が長時間でも熱中してプレイできるタイプのようです。絶対にこの人!って思うような人はいなかったんですが、いつの間にか好きになってたりするので驚きました。少しずつ距離が近づいて、彼の接し方が変わってくるのが本当に楽しい。そしてテストで500点満点を取るのが最高に気持ち良かったです。

 

天獄ストラグル

画像に入れ忘れてしまった作品です。ディレクターとシナリオライターは、ニル・アドミラリの天秤オランピアソワレでお馴染みですね。過去作は好きだったので、そこそこ期待していたのですが、私には合わずに終わってしまい残念でした。ヒロインをなかなか好きになれなかったのも大きい。乙女ゲームってなんだかんだ、ヒロインとの相性が悪いと入り込めない。でも攻略対象の中では、菊之助のルートが好きでした。最近ではこういうキャラクターを好きになることがなかったので、私としては新鮮でした。

 

 

さて!続きまして、美少女ゲームと一般ゲームについての感想をざっくりと!

 

白昼夢の青写真

初めてプレイした美少女ゲームでした!実はYouTubeの公式アカウントで公開されている楽曲を、たまたま見かけたことから興味を惹かれてプレイしたゲームです!好みでないお話も、すっごく好みのお話も、全てひっくるめて白昼夢の青写真という作品が大好きです。case-0では随所で涙を流しながらプレイしていました。シナリオはもちろん、UIやOP・ED等とても凝られていて素敵な作品なので、色々な方にプレイして頂きたいです!2022年11月には追加要素ありの全年齢版でSwitchにも移植されていて、手に取りやすいと思います!

 

月姫-A piece of glass blue moon-

型月作品はアプリのFGOしか触れたことがなかったのですが、こちら本当におもしろかったです。普段はノベルゲームといえば、乙女ゲームをプレイしていて、正直あまり凝った演出を見ることがほぼ無いので、月姫が10年ほど前の作品の移植だというのに、ものすごく演出が細かくて感動しました。ノベルゲームにおける戦闘シーンってどうしてもダレてしまうと思うんですが、そこもイラストとテキストで緊張感を与える見せ方で最高でした。ノベルゲームなのにドキドキハラハラしました。特にあの例の三択ですね。立ち絵の動かし方も細かくて、シナリオと動きがとても丁寧でした。アルクェイドが本当に本当にかわいくて、志貴アル推しです。月の裏側も楽しみにしています…待ちますよ…何年でも……。

 

バディミッションBOND

久しぶりの一般ゲームでした!笑える要素を盛り込みつつ、ミスリードや伏線回収も丁寧で最後まで楽しめるシナリオでした!潜入中にいきなり挟まれるアクションが説明無しで、そこそこの難易度だったので少し苦戦しましたが…。メインに加えて、サブシナリオも隅から隅まで余すところなくといった感じで、本当に充実していました。サブシナリオでの補完もあったため、結局あれはどういう事だったんだ?というような、疑問に思うところもない素晴らしい作品でした。今でもドラマCDを発売していたり、動きがある作品ですね。ドラマCD全然聞けていないので聞きたいです。

 

十三機兵防衛圏

ずっとプレイしたいと思いつつ、PS4を持っていないため諦めていた作品。Switch移植を機にやっとプレイ出来ました!まずグラフィックが本当に綺麗!ずっと見ていられるレベルです。13人の主人公、そして年代までもが入り組んだシナリオがおもしろかったです。プレイしていて、謎と謎が1つ繋がったと思うと、また新たに謎がいくつも増えて…といった感じで飽きずに熱中してプレイすることが出来ました。正直、推しているカップリングを言うだけでもネタバレかなと思ってしまいますね…。個人的には、最後少しだけ失速した気もしますが、トータルで見るとやっぱり本当に楽しかったです。移植してくれてありがたかったです。

 

ファイアーエムブレム風花雪月

いつ買ったんだろうというレベルで積んでいた作品。青獅子ルートのみをクリアしています。黙々とレベル上げするのが大好きなんですが、フリクエでレベル上げすぎて、5年後に再会した同級生たちをワンパンするまで鍛えてしまったのは失敗でした……情緒の欠けらも無いですね(笑)黒鷲や金鹿のルートをプレイする時は、難易度を上げてもっとスリルある感じで楽しもうと思います。

級長のディミトリが気になって青獅子を選んだのですが、最終的に青獅子のみんなが好きになっていました。特にフェリクスがとても愛い…!これは黒鷲や金鹿を選んでも、フェリクスを絶対にスカウトしちゃいそうです…。

 

 

以上、2022年にプレイした作品の一言以上の感想でした!ちなみに2022年の終わりからポケットモンスターバイオレットをプレイ。年明けにクリアしました!今は2023年乙女ゲーム初めとして、サンドリヨンパリカをプレイしています!

2023年も様々なゲームをプレイして楽しんでいきたいと思います!皆様も素敵なゲームライフを!

白昼夢の青写真【作品紹介と感想】

こんにちは。

3月がもう目の前。いい加減そろそろ暖かくならないかなと唸る日々。

そんな日々に、私は初めて美少女ゲームをプレイしました。

だがしかし、この記事が出るのは2月そして、3月も超えて4月。

 

 

ということで、初めてプレイした美少女ゲーム

白昼夢の青写真

について、記事を書こうと思います。

 

前半部分は、この作品について紹介して、後半にネタバレありの感想を記していく予定です。

では、まず白昼夢の青写真という作品について。

 

 

こんなにわたしを愛してくれて、ありがとう--

この物語は、世界に全てを捧げた少女と1人の青年の物語です。

 

ランダムに開始される三つのストーリーは、最後に一つの物語に収束されます。

 

最後の一文を読み終わったときに、簡単には言語化できない感情がプレイヤーの中に残るよう、ビジュアルノベルという表現媒体の特性を駆使して、狂おしいほどの純愛物語を追体験出来るように作りました。

 

(公式サイトより)

 

この作品は物語をCASEで分けています。CASE-1、CASE-2、CASE-3、それぞれ時代も登場人物も国も異なる物語から始まります。

この3つの物語はゲーム起動時にランダムで始まります。私はCASE-1から始まりました。

1つの物語を30%程進めたところで、次の物語へ、その物語も30%進めると3つめの物語へ。

3つの物語の序盤を終えた時点で、どの物語から読み進めるか選択することができます。

そうやって3つの物語の終わりを見ることで、CASE-0へと話が続いていきます。

 

まずはCASE-0以外の3つのCASEのあらすじをご紹介します。

 

CASE-1

有島芳は45才の非常勤講師。
かつては小説家を目指していた有島だったが、大学時代に出会った波多野秋房という先輩との筆力・人間力の差をまざまざと見せつけられ、その夢を捨てた。
今は編集者である妻の侮蔑の眼差しをうけながら、代わり映えのない毎日を送っている。
ある日、有島の大学時代のゼミの教授が他界。有島は告別式で、自分の勤め先の学園の生徒の姿を見つける。
その女学生・波多野凛は、大学時代の有島から筆を奪った波多野秋房の娘だった。
告別式で会ったことを機に、有島と凛は図書館で言葉を交わすようになる。
「あなたの書く文章を、私は読みたい」
凛が有島に投げかけた言葉は、かつては妻が言っていた言葉だった。
生徒への背徳的な恋心と、冷め切った夫婦関係への諦め。
その狭間で有島はもう一度筆をとり、書き始める。

 

 

CASE-2

ウィリアム・シェイクスピアは、盲目の父と二人で酒場を営んでいる。
ウィルには“完全記憶”という特技があった。
店に立ち、各地から集る客の話を全て覚え、それを題材に作話し、ロンドンの劇団に密かに販売していた。
その売上げを足しにしてもなお、父を介抱をしながらの生活はギリギリ。
大した食事もさせられず、日に日に父が弱っていく中、父は久し振りにある食べ物を口にした。
それは当時のイギリスでは最高級食材の鹿肉だった。ウィルは父に食事をさせるため、ある貴族の庭に忍び込むが、呆気なく捕まる。
とらわれたウィルの前に現れたのは二人の貴族、オリヴィア・ベリーとハロルド・スペンサーだった。
家主であるスペンサーは即座にウィルを処刑しようとするが、オリヴィアはウィルを奴隷として身請けすることを申し出る。
オリヴィアは座長を務めている自分の一座でウィルの脚本を買ったことがあり、その才能に気付いている舞台役者だった。
時はエリザベス朝演劇全盛期。女性が舞台に立つことは硬く禁じられていた。
だがオリヴィアは男装して密かに舞台に立っていた。
女性が座長の一座。そんな一座に優秀な役者が居着くはずもなく、オリヴィアの一座にははみ出し物の役者ばかりが揃っていた。
オリヴィアはウィルに、自分の一座に脚本を書き、劇団を存続させれば命は助けると提案。
ウィルは酒場の切り盛りをしながらオリヴィア一座の座付き作家を始める。
 

 

CASE-3

飴井カンナはガレージにひきこもっている不登校児。動かなくなったキャンピングカーを自分の部屋にしている。
その車には、亡き母との思い出が詰まっていた。母を亡くし、カンナは学校に行く意味を見いだせなくなった。
母がいた頃、父が変わってしまう前、三人で過ごした時間――カンナにとって、動かなくなったその車は、楽しかった過去そのものだった。
そんなある日、教育実習生の桃ノ内すももがガレージを訪れる。
「学校、おいでよっ」
その呼びかけを無視しても、すももは怯まない。ペースを乱さないすももにカンナは苛立ちを覚え、すももを追い返す。
その夜、キャンピングカーの中で眠ったカンナは懐かしい揺れと温もりを感じて目を覚ました。
「母さん……?」
気がつくと、カンナはすももに抱きしめられていた。車は動いている。
状況が全く飲み込めないうちに車は停まり、運転席から誰かが降りた。
車を盗まれたことに気付いたカンナは、 窃盗犯・松風梓姫の目を盗んでアクセルを踏み込む。
無免許のカンナが運転する車はさんざん暴走した挙げ句、停車。炎上したアジトから出てきた梓姫はカンナからハンドルを奪う。
「わたしはオマエの無免許運転にひかれかけた。もっと言えば愛車をスクラップにされた上に住まいも燃やされた」「面倒ごとが嫌なら、わたしをしばらくかくまえ」
自称スクラップハンターの梓姫は、カンナに条件を突き付ける。
機を見るに敏なすももは、たまたま居合わせたこの好機を逃さなかった。
「じゃ、あたしも!」「カンナくんが学校に来てくれないなら、今日見たこと全部誰かに話しちゃうかも! あたし口軽いから!」
にんまりと笑うすもも。不敵に微笑む梓姫。
カンナの静寂な日常はあっけなく崩壊した。
退路を断たれ、年上の女性二人に手綱を捕まれたカンナの新しい生活が始まる。

 

CASE-0は実際にこの3つをプレイした先にて、味わって欲しいなと思い、この場ではあえて公式サイトからのあらすじの引用を控えます。

これら、3つの独立した物語が全てCASE-0で繋がっていくことになります。

CASE-0は白昼夢の青写真にとって1番大切な物語、根幹ではあるのですが、他の3つの物語もそれぞれ単体で見てもとっても面白かったです。

 

私はR18のPCソフトをプレイしましたが、Steamでは全年齢版が発売されています。

  • 用語集(白昼夢の青写真において、実はかなり重要な気がします。)
  • 新規スチルや背景の追加
  • CASE-0エピローグ新規書き下ろし
  • 各CASEのメインビジュアルに連動した追加シーン書き下ろし
  • 各CASEおまけを2種類、計8つ
  • ムービーを2種類

Steamへの移植時の追加要素の一部が上記です。プレイをし終えた身ですが、追加要素が魅力的で正直Steam版もプレイしたいです。

ただ、私のPCが壊れかけのため、DLゲームを購入することに躊躇いがあるので、購入するか悩み中です。(笑)どちらを購入するか迷う方でDLでも問題ない方はSteamでも大丈夫だと思います。

 

PCソフトは店頭もしくは公式BOOTHにて購入することが出来ます。

PCソフトにはショートver.ではありますが、全てのOPとEDが収録されているCDも付いてくるので、これもオススメです。

ちなみにフルver.と全サントラを収録しているCDは受注生産されていましたが終了しました。私はもちろん購入しました。

 

普段は乙女ゲームをプレイしている私から見て、この作品は乙女ゲーマーさんでも楽しめるかなと感じました。

私は乙女ゲームをプレイしていても、彼視点があると嬉しいタイプなのですが、白昼夢の青写真にはヒロイン視点で物語が描かれているシーンもあります。

私は初めての美少女ゲームのため、これが普通なのか珍しいことなのか分からないのですが、このヒロイン視点が挟まれることで、さらにグッと2人の物語に惹き込まれていきました。

私と同じように、乙女ゲームに彼視点があると嬉しいタイプの方は楽しめるのでは、と思います。

あと、とあるCASEではとても良いシーンでヒロイン視点に切り替わるため、一瞬乙女ゲームをプレイしている気持ちになりました。

そういった点でも、乙女ゲーマーさんにもおすすめ出来るかなと思います。

なにより、シナリオが良いです。よく練られている作品や最終的に伏線回収をしてくれる作品が好きな方にはぜひプレイしてみてほしいです。明るい物語や切ない物語、ちょっと暗い物語など、様々な種類の物語があるのでどれかひとつは好みの物語があるのではと思います。

 

この作品の魅力、他には各CASEごとにOPとEDが用意されていることです。

このOPもEDもシナリオライターさんが作詞されています。

つまり、それぞれ世界観が全く違う各CASEにぴったり合った曲が聴けます。驚きです。

シナリオライターが作詞されているので当たり前ではあるのですが、どれも曲としての素敵な上に、歌詞の各CASEのシナリオとのハマり方が高くて、更に作品としての完成度をあげていると思います。ちなみに各CASEごとにBGMも用意されていて、このBGMも本当にとても良かったです。

 

CASE-0は正に記憶の追体験でした。そのため他のCASEに比べると少し長く、情報量もすごかったです。だからこそ、2人の物語にたくさん泣きました。

この作品、各CASEの時代がバラバラであることは最初に記しましたが、中世・現代・近未来・未来を全て踏破した上で、それらを上手くひとつの物語へまとめあげていることが凄かったです。

しかも最終的にひとつの物語に収まるとはいえ、それぞれの物語が独立して面白いものなので、プレイ中飽きたり冗長だなと感じることなく物語を進めることが出来ました。

また各CASEごとに物語の雰囲気が変わるのですが、OPとED、BGMだけでなく、ゲーム内のUIも物語に合うように変化が付けられている所も、細かいところですが良かったです。

UIといえば、ツイートボタンがあるのが便利でした。私が今までプレイしたPCゲームには無い機能だったのですが、最近は多いのでしょうか…。PCゲームのスクショを残すためにこのツイートボタンは非常に助かりました。壁打ちして、写真を保存、ツイートを削除というやり方で携帯にスクショを保存していきました。

かなりの枚数でメディア欄が埋まってしまう事と、壁打ちとはいえ、ネタバレになる為ツイートは削除していました。

こんな感じで、システム周りも特に問題なく快適にプレイ出来ました。

 

美少女ゲームを普段プレイしている方も、プレイしたことない方にも、ぜひプレイしていただきたい作品です。

 

 

ここから先はネタバレ有りで、各CASEごとに感想をまとめていきます。

プレイされてない方は、ここで閉じることをオススメします。

 

 

CASE-1

正直、あまり好みの物語ではなかったです。

まず、先生と生徒、45歳と高校2年生、さらに不倫といった感じで、倫理観的にアウトではあります。

ゲームだからと割り切ることが出来るなら楽しめると思いますが、なまじ現代が舞台なせいで、私は倫理観を捨てきれませんでした。

あとは主人公の有島芳を好きになれなかった。

このふたつが、CASE-1を好きと言いきれない原因だったと思います。

 

有島芳という男、小説家を目指しつつも本を書き上げることなく、結局は収入を得るために職に就く。でも小説家になる事を諦めきれずに、兼業が許される非常勤講師を選んでいるのですが、そこまでするならせめて本を書け!と思うけど書かない。本人曰く「書かないんじゃない、書けないんだ」みたいなことをぶつくさ言いますが、小さい子の言い訳みたいなことを45歳がするんじゃない!って思ってしまいました。

有島芳、自分のことを下げるような発言をしてますが本心は違うと思うんです。自分が今、小説家ではなく非常勤講師なんかをしているのは世間が悪いんだ。世の中が悪いんだ。みたいに思っているんだろうなって伝わってくる。

有島芳のそういう所が嫌いなんですけど、ならなんで嫌いなのかなって考えると、ある種の同族嫌悪かなって…。

私はまだ有島芳ほどの生きてはいませんが、これから数十年後に、有島芳みたいに毎日同じように仕事に行って帰宅する日々に嫌気が差して、世の中が悪いんだってぶつくさ言いながら生活してるのかもと思うと、すごく嫌でゾッとした。

あとは純粋に、原稿用紙100枚以上に自分のことを書いて渡すのも相当だなと思います。普通に考えて。

凛は生まれ育った環境とか普通ではないから受け入れてくれたけども…。

貴方への欲が抑えられなくて妻を……の事も書いているらしいですが、もし私が渡されたら気持ち悪くて無理です。

公式のコラムも読んで、

「そうか、ここで祥子がいなくなっちゃうなら、有島はきっと、自分の 築いてきたものの儚さに絶望するよな」

シナリオライターが言ってたんです。実際に有島もそんな感じだった。

でも、よく考えて欲しい。妻とはいえ、合意無しに、拒絶している相手を襲うのはダメなんですよ。愛情はなくても、あったかもしれない何かしらの情やら、信頼は木っ端微塵になっても自業自得だと思う。

まぁ、祥子も不倫している描写はあったので、不倫に関してはお互い様でしょうけどね。

自分で壊しておきながら、儚さに絶望するなんて、まさに自分が物語の主人公だと思っている有島芳って感じがします。

まぁヒロイン役の中の人からも嫌われてるらしいので、女の人からはなかなか好かれ無さそうです。凛が特別。

 

有島芳の悪口ばっかりになってしまった。切り替えます。

父親が残したお金で、高級食材やワインを使い料理を振る舞ったことを有島に怒られて、自分でお金を稼ぐという手段を取る凛がすごく健気で好感度高かったです。

このスーパーで働いてるイギリス貴族の血筋を引いた人間も笑っちゃいました。

CASE-1ってお話が暗いので、たまにふふっと笑えるシーンがあると印象に残りやすいです。


有島と凛が2人で一緒にカレーを食べてる時間も結構すきでした。

こういう日常の積み重ねみたいなの好きなんですよね。

最初はずっと表情をそんなに変えずに綺麗な顔だった凛が、少しずつ膨れっ面とか、うっすらと微笑む程度じゃない笑顔見せてくれたり、なるほどな…。学園でいつも1人でいて浮いてる美人が自分だけに色んな顔見せてくれるっていうのは……たしかに…惚れちゃうだろうな…となりました。

凛は大人びているけど、たまに見せる子供らしさと見た目がアンバランスで、そこも魅力なんでしょうね。

どんな小さなことでも、有島の妻に負けたくなくて、三枚おろしを上手にできるように頑張る凛とか可愛かったです。


あと、渡辺先生が何気にとても好きでした。離婚したら御祝儀返納システムの話とか、「ちょっと貧乏なバカが1番幸せだよな」って言葉とか。

おもしろくて、おちゃらけた感じだけど、ちゃんと相手の話を聞いたり顔色見たりしてるところ、とても好感度高いです。

自分で言ってたけど、広く浅く愛されるタイプっていうのもとてもわかる。そういうタイプです。(締めが渡辺先生のことでいいのか?)

 

 

CASE-2

すっごく好きな物語でした!

CASE-1は多分あまり刺さらないだらうなとは思っていて、CASE-2に関しては主人公の顔がいいな〜位だったのです、私としては嬉しい予想外でした。

 

初演成功後の劇場でのシーン。

後ろからオリヴィアを抱きしめるウィルが、めっちゃかっこよく成長してて最高でした。

序盤のウィルはスペンサーの屋敷で盗みを働こうとしてしまうし、自分のことを悲劇の物語の主人公だと思っている感が強いけど、初演を成功させるまでの過程でこんなにも成長したのか!となりました。

あとウィルとオリヴィアが惹かれ合うのが、ここまでの過程でしっかり分かる。だからこそ、このシーンを違和感なく受け入れることが出来る。違和感なく受け入れることができるから、更に良いシーンだと思えます。

このシーン、オリヴィア目線なので、ウィルが余計にかっこよく見える。

「お前を救う力はおれにしかない」

とウィルがオリヴィアに伝えるのですが、本当にそうなんです。

ウィルの才能を開花させ、ウィルが書いたものを舞台上で美しく演じ切る事が出来るのはオリヴィアだけ。オリヴィアを舞台上でいちばん輝かせる脚本を書くことが出来るのもウィルだけ。最高じゃないですか。

いつもオリヴィアが言ってた「返事は?」「いいこ」って言葉を、この時はウィルがオリヴィアに投げかけるのも本当に良かったです。

基本的にオリヴィアが優位というか、主導権を握っているんですが、ふとウィルが主導権を握る場面が出てくると、ウィルのかっこよさが際立ちます。オリヴィアと出会って中身もイケメンに育ったウィルがとても良い。

 

この物語で成長したのは、ウィルだけじゃない。

マーロウにオリヴィアが女でありながら舞台に立っていることがバレた次の日、舞台に立つか立たないかを劇団員の判断に任せた時、

キキ「ボク、立つよ」

トーマス「元コソ泥で、今は奴隷だしな」

キキ「違うよ。今は役者だよ。この劇団の役者だから立つんだよ」

このシーンのキキが大好きです。奴隷だから仕方なく劇団員をしていたキキやトーマスはもう居ない。トーマスも「奴隷だしな」って言いつつも、立たない選択肢は最初から持ってなかった。座長のオリヴィアだけじゃ作れなかった、脚本が書けるウィルだけでも無理だった、オリヴィアとウィルがいたからこそ、劇団員の意識が変わって、舞台が作られていくんだと改めて感じられるシーンで好き。

オリヴィアがウィルに舞台に関わる(対人関係)ことでダメだしされてる所も、オリヴィアがとっても可愛くてほっこりしました。

ウィルに正論を言われて悔しいけど、黙っていない感じが本当にかわいい。

基本的にオリヴィアが上みたいに見えるけど、ウィルが黙ってる訳でもないし、パワーバランスがいい塩梅でした。

 

あと、牢屋で冷たい壁越しにロミオとジュリエットを完成させるシーンも好き。

このシーン、OPタイトルにもかかってきていてより一層良いんですよね…。本当に良いシーンで泣きました。

ラスト、宮廷でロミオとジュリエットを演じられるように交渉するウィルの成長っぷりが目覚しい。感想の最初に書いた初演後にオリヴィアを後ろから抱きしめるシーンでもウィルの成長を感じたけど、ここでも更に成長を感じた。恋は人を変えるんだなぁ。

ウィルとの日々に、わたしは何度だって帰る。

わたしの心は死ぬまで、ウィルとの日々にある

っていうオリヴィアの気持ちで泣いてしまった。

最初で最後、ウィルとオリヴィアの物語を女優として演じることが出来たことが本当に良かった…。もう、ほんとうに良い意味でお互いじゃないとダメなふたり。

ロミオとジュリエットの別れ、ウィルとオリヴィアの別れがラストは描かれていて

おれとオリヴィアの出会いは、永遠になる--。

がとても綺麗で最高でした。

 

スペンサー気持ち悪いとは思うけど、悪い奴ではないんですよね。うん……変態だけど。彼なりの美学がある。

小物はマーロウですね!オリヴィアが女だってバラす様な事しなければ、ウィルからライバル視さえもされずに朽ちていく男だったのかな。余計な事までしたのに、結局は宮廷演目に選ばれてなくていい気味だなって思いました。


本当にCASE-2大好きでした。酒場や劇団員達の軽快なやりとり、ウィルの成長、ウィルとオリヴィアの関係性、全てが分かりやすくおもしろかったです。ギャグシーンとシリアスシーンの比率も良かったです。CASE-1が好き嫌い分かれる物語だと思うので、こういう分かりやすくおもしろい物語があるのと作品として良いバランスな気がします。

そういえばCASE-2の季節が夏であることを忘れてた。てことは、全てひと夏の物語なんだなぁ、と気付きました。

 

 

CASE-3

本当にCASE-3がとても好きでした。終わり方も1~3の中ではいちばん好き。


そもそもCASE-3の始まりって、すももと梓姫が、出会った夏を思い出すところから始まるんですよね。この始まり方から既に好きでした。最初はすももと成長したカンナくんが話してるシーンなのかなって思っていました。最初の時点ですももの話し相手が描写されていなかったので、そう見えるように作っているんだと思います。CASE-1とCASE-2を終えてて、2人が別れるところでこのお話が終わるって分かってても、カンナくんとすももは再会出来るって思うとプレイ中に悲壮感が無かったんですよね。

まぁ、梓姫とすももの掛け合いが楽しくて、この始まりのシーンが無くても悲壮感なんてものは感じない物語だったと思います。

 

すももがカンナくんに恋に落ちる所で、序盤部分が終わるのですが、恋に落ちるのも本当に些細なことだったんですが、人を好きになるのって、こういう些細なことなんですよね。優しくされたとか、困っているところを助けてもらったとか、一緒に話してて楽しいとか。この特別じゃないからこそ、日常的で青春のようなものを感じるのかなって思いました。

カンナくんの言葉にときめくと「きゅんっ」って言葉が出ちゃう、すももが可愛かったですね。軽い感じがしつつも、梓姫との恋バナのシーンでカンナくんのことは本気で好きっていうことが伝わってくるので良かったです。


あとすももがちゃんと、カンナくんの年齢を考えて最後まで手を出さなかったのも満点でした。お風呂シーンの好きな人の前でそんな話するの?って思っちゃうようなすももだけど、この辺りはちゃんと常識を持っていて良かったです。

カンナくんがすももを撮るシーン、カンナくんがいつもと全く違う感じで楽しかったです。あとファイダー越しの視界も用意されていて、クリックするとカメラのシャッター音が聞こえる演出もワクワクしたので良かったです。ファイダー越しのすももが可愛かったです。

序盤にある夕方のファイダー越しのすももですね。あのすもも本当に可愛くて、カードタイプのアクリルスタンドやアクリルブロック出してくれないかなって思うくらいです。改めて、このゲームは絵が綺麗で好きだなぁって思いました。


お別れのシーンでの夕暮れの、おでこにキスするスチルもめちゃめちゃ良くて、お互いがお互いに釣り合うために、最高にイケてる大人になるために、それぞれの時間を経てから、一緒にいる時間を得ようとするのも最高でした。

「カンナくんをドギマギさせる大人のお姉さんになるの、これからっ!」

ってセリフがOPの歌詞にかかってて大好きです。恋するキリギリス、プレイ前から好きな曲なんですが、さらに好きになりました。

やっぱ。シナリオライターさんが作詞してると、ゲームに思いっきりリンクしていて良かったです。


カンナくんとすもものお話もそうだけど、飴井親子のお話も優しくて温かくて大好きでした。

お父さんが本当に優しい。カンナくんの将来を本気で考えてこその言葉ばかりで、カンナくんが大切だってたくさん伝わってきて泣けました。

お話のテンポがいいってのもあると思うけど、いちばんお話短かった気がします。

 

あ、梓姫さんのこと忘れちゃってるでしょうが。

梓姫さんめちゃめちゃ好きだったし、すももへの言葉がかっこよかったです。

「なんでお前のやりたいことが、お前の行ったことない場所で見つかるんだよ」

「そういうのは、退屈でもジッと考えて見つけるしかないでしょうが。見つかるまで考えるしかないでしょうが。」

自分が行ったことのない場所で見つけるものも絶対にあると思うんですが、CASE-3は【探していたものはすぐ近くにあった】という物語なので、CASE-3に合っている言葉だと思うし、それをしっかりすももの為に伝えてくれる梓姫さん、とてもかっこよくて好きです。梓姫さんのこと、好きに決まってるでしょうが。


カンナくんが悩みながらも、真っ直ぐ夢に向かってるからこそ、すももも自分の未来のことを真剣に考えて、やりたいことを見つけようとしてて、すももは今のカンナくんが1人では辿り着けない答えに、本人でも気付かずに導いてくれたりしてて、2人がお互いにいい影響を与え合っている所が良かったです。

CASE-2とは違う、まだ未熟な2人だからこそ感じる甘酸っぱさとか青春感、将来への希望だったりがとても好みでした。OPの恋するキリギリスのBGMアレンジがまた最高でした。OPのBGMアレンジがあると、大体すっごくいいシーンで流れるので余計に気持ちが高まります。

 

カンナくんとの時間は、あたしに色んなことを教えてくれた。

--これから、こうやって空を見上げる度に、あたしはこの夏のことを思い出すのかもしれないな。

このすももが感じてることが、CASE-2でのオリヴィアが感じでることにも似てるなぁと思いました。

1~3まで登場人物は違えど、別れで物語が終わることと、ヒロインがこのひと夏の出来事を胸に生きていくっていうスタンスは同じなんですよね。

 

「はー……。久しぶりにめっちゃ恋してる、あたし」

「でも……。こんなにピュアに人のこと好きになれた今の自分が……」

「……あたし結構好きなんだ…」

ってラストのすもものセリフが、最初のカンナくんの髪の毛を切ってあげたときの

「自分が好きな自分でいれば、心があとからついてくるんだからさっ」

ってセリフにも繋がる感じがして好きです。自分のことをすきになるってなかなか難しいですが、好きなことを仕事にするために、これから頑張る2人がちょーイケてて大好きです。

 

 

CASE-0

私は海斗のお母さんが大好きです。自分の体が動かなくなっていてって、死が近づいていても息子の海斗には不安そうなところ1ミリも見せず、海斗のこれからを心配する様な強い人で、海斗のお母さんが息を引き取るシーンでボロボロ泣いてました。

海斗のお母さんはALSなのかなって思っていました。違いましたね。でもよく考えたら生活が著しく規制されているとはいえ近未来の話なので、現時点で難病だとしても、判明している病気は治療法などが解明れているかもしれないです。まぁ世凪のアルツハイマーは何故か解明されていませんが。

基礎欲求欠乏症(って本人は知らないけど)になってしまって、これから先必ずくる自分の死後、海斗を1人にしてしまうことだけが気がかりだった海斗のお母さん。世凪と海斗が出会って海斗を1人にする心配が無くなったのも、息を引き取ってしまう原因の一端だったと思います。お母さんは息を引き取る前に世凪に海斗のことをお願いするんですが、そこでハッキリと安心したんだと思います。海斗には世凪ちゃんがいるから大丈夫。私が死んでしまっても…という感じで。幸せが人を殺すなんて、すっごく悲しいです。基礎欲求欠乏症を知ってより一層、海斗のお母さんの死がとても悲しくなりました。

基礎欲求欠乏症といえば、そう、遊馬先生と奥さんの里桜さん。基礎欲求欠乏症になってしまった里桜さん。遊馬先生は里桜さんがどんな夢を見ているのか知ったシーンでも泣きました。本当に悲しい病気。里桜さんも遊馬先生との暮らしに幸せを感じすぎてしまったんですよね。遊馬先生が何としても里桜さんを助けたいと思うのは当たり前の感情です。やり方は…間違っていましたが。世凪の脳を…というのは、あまりにもショックが強かったです。でもそこで初めて、CASE1~3の合間に出てきた世凪の幼さに納得しました。でも本当に内容が衝撃的でした。

白昼夢の青写真のこの終わり方自体は嫌いではないんですが、海斗は基礎欲求欠乏症の根治療法を見つけることをして欲しかったなとも思います。遊馬先生の過去を振り返ってみても正直、基礎欲求欠乏症の根治療法を見つけること難しそうな気がします。

小さなことでも幸せを感じて、その幸せを大切にできる人が基礎欲求欠乏症になってしまうなんてあんまりなんですよ。悲しすぎる。

でも海斗にとっていきなり出てきた、基礎欲求欠乏症をよりは世凪なんですよね。自分のお母さんが基礎欲求欠乏症で亡くなったはいえ、基本的に海斗は過去より今。過去に縋り付くのは違うってことを言っているので…。

世凪のことを語り継いで《めがみさま》にすることで、世凪に再開する可能性にかけたんだと思います。

世凪は海斗の世界を変えた人間だから。あのまま世凪と出会っていなかったら、学校すら行っていなかった海斗は全く別の人生を送っていました。今の海斗がいるのは世凪のおかげだから。

CASE-0の序盤、神とかの共通の認識なら……って言ってた事が、世凪に対して《めがみさま》って海斗が言った時に思い出しました。そういえば海斗と世凪の2人でなら海斗のお母さんに会うことも可能でしたし。

これ絶対に共通の認識として、再会出来るやつだ!って。

やっと、「おかえり」と「ただいま」という言葉を2人が交わせたのは本当に良かった。泣きました。

あんなに海斗と出雲とリープくんで自我を失った世凪を取り戻したのに、世凪であって世凪では無いなんて悲しすぎたので。

この時、出雲は世凪に「おかえりなさい」と声をかけるんですが、海斗は「おかえり」って言ってませんでした。本当の世凪にもう一度出会えるまで、この言葉を取っておいたのかなぁなんて思います。

このやり方で世凪と出会えるのは海斗の全ての記憶を忘れない能力がない限り無理なんですよね。でないと、共通の認識として生まれた世凪は昔とは違う世凪である可能性があったし、そもそも共通の認識が出来ずに世凪と再会すらできなかった可能性もあります。

でも、この2人はもうこの夢の世界でしか生きていけません。そもそも本当の世凪は世界になったのに、共通の認識として具現化した世凪は本当に世凪なのか…と思わなくもないですが、ライターがコラムで

人々が個性だと思っているものの正体は、今日までの記憶の集積でしかない。

と語っています。確かに、今までの記憶を個性と呼ぶならば、海斗の能力によって共通の認識となり具現化された世凪は、世界となった世凪なのかもしれません。海斗の持ってる世凪の記憶は世凪の記憶ではなく海斗の記憶ではありますが、それ以外もうこの2人が再会する方法は無いので、綺麗な終わり方だったと思います。序盤からこのエンドのために伏線が張られていましたし、ご都合主義というエンドでもないかなと思います。2人がやっと掴めた幸せが嬉しいです。

そういえば、実験前に出雲が海斗に伝えた

「わたしも、もう一度世凪に会いたい」

に泣きそうになりました。海斗・世凪・出雲・リープくんは家族だもん…。

出雲がとてもいい子で本当に好きでした。世凪の夢に参加してアドリブを入れまくっていたところなんかは爆笑しました。なかなかに酷い下ネタもありましたが、あの出雲がって思うと面白くてすきでした。

 

CASE-0に出てくるスチルがCASE-1~3と同じ構図であるものがあって、1~3のどの物語も海斗と世凪の物語なんだなってひしひしと感じました。普段シナリオゲームをプレイしていて、同じ構図のスチルをそれぞれ1枚に計算されると、残念な気持ちになったりしますが、白昼夢の青写真では逆にそれが演出として活きてくるのですごいです。

特に、世凪がアルツハイマーの遺伝子を持っていることを伝えて、海斗にプロポーズの答えを伝えるところがすごく悲しかったです。CASE-1だけはずっと出てこなくて不思議に思っていたので、ここで出てきた部屋やスチルに泣いてしまいました。いつか海斗との幸せな日々を忘れる、海斗に迷惑をかける日が来る、そんな不安をずっと抱えていて、世凪も凛のように「助けて」って海斗に言いたかったんだろうなって思って余計に泣きました。

世凪はずっとずっと1人で抱えてて、抱えてるものがある素振りもあったのに、プロポーズした後の海斗は全然、世凪の話を聞かないので、すごく腹が立ちました。今の君は世凪を見ていないぞ?って。

この海斗に対して腹立った時に、なんとなくCASE-1の有島を思い出しました。そして有島と凛の物語もまた海斗と世凪の物語で、有島と海斗も似通ってる部分があるのかなぁと……。

CASE-2のウィルの記憶力は海斗と同じものですし、CASE-3のカンナくんのカメラを持ったら人格(?)が変わっちゃうところは海斗にも無自覚でサラッと世凪を褒めるような似た所があったので、そりゃ有島と海斗にも似ているところはあるんでしょうね…。

 

そういえば、ずっと疑問なんですがシャチはなんで死んだんでしょう?外に出た事で欲求がすごい速度で満たされて、基礎欲求欠乏症になった?とも考えたのですが、いくらなんでもスピードが早すぎますし、シャチの年齢や性格を考えると外に出たならもっと欲が出ると思います。だからなぜ死んだのかは謎だなぁと考えていたのですが、上層の人間には工作員がいるので、外に出たことに気付いた工作員が何か遠くから撃ったりしたのかな…と考えました。どうなんでしょう。やっぱり基礎欲求欠乏症なんでしょうか…。

 

エピローグで各CASEの終わりがハッピーエンドになったのは、私としては良かったです。そもそも各CASEが別れで終わってしまっていたのは、世凪が海斗との未来に別れ以外を想像することが出来なかったからなので、ちゃんと世凪が幸せでこれからの幸せも考えられる事が嬉しいです。

いちばんハッピーエンドで嬉しいのはCASE-3でした。カンナくんがスペンサー嵐山に影響受けまくってしまって少し悲しくなりましたが、写真を撮る時のカンナくんは元々人格が変わるので仕方ないことかもしれない。あのひと夏の後、お互いが頑張って夢に向かって進んだ先で2人の人生が交差した。良かったです。

CASE-2のハッピーエンドはまさに【喜劇】といった感じで、ある意味CASE-2のままだったように思います。でもお別れのエンドは2人の儚い永遠の愛みたいで正直好きでしたが。

CASE-1は良いのか?って思わなくもないです。いやでもあの別れからのハッピーエンドはこれしか無理ですね…。またしても渡辺先生がとってもいい人で株が上がりました。



 

初めての美少女ゲームがかなり丁寧に作り込まれている作品で、最後まで楽しめたことが本当に嬉しかったです。

またこれから気になる作品があればプレイしていきたいと思います。

プレイしてから感想書き切るまで1ヶ月以上かかりましたが、やっと感想を書き終えてほっとしています!おつかれさまでした!f:id:cheez_o:20220403144914j:image

乙女ゲームオブザイヤー2021【番外編】

 

こんにちは!

今回はタイトルの通り、

乙女ゲームオブザイヤー2021【番外編】

開催したいと思います!いえーい!無理やりテンション上げてこ!

 

そもそも、この番外編をやりたかったんだけど、本編が無いのに番外編とは、これいかに?って感じなので、前回は今年プレイした作品を振り返りました。

そのまま続けて番外編もしたかったのですが、文字数がそこそこいっちゃったので分けることに……語彙がないせいで…。

 

番外編を始める前に、説明を軽くします。

番外編とは、私が勝手に考えた『 〇〇〇〇〇 TOP3 』といった感じのランキングを、いくつか紹介していくだけです。内容は乙女ゲームオブザイヤーのテンプレ3枚目と4枚目と似通っている部分もあります。

ランキングは3位から発表していきます。(前回はテンプレがあって、ランキングが見えていたので、1位から書きました。)

今回もネタバレ無しで書いていく予定ですが、確信には触れない程度の内容は書いてしまってたらごめんなさい。ご容赦ください。

 

それでは、乙女ゲームオブザイヤー2021【番外編】STARTです!

まず先頭バッターを飾るのはこちら!

 

 

 

 

最も私の情緒を狂わせた男 TOP3

プレイ中、プレイ後、別キャラのルート中など場面を問わず、今年私の感情を掻き乱した男たちに登場していただきます!どうぞ!

 

第三位🥉 根地黒門/ジャックジャンヌ

この男……この男ね…………そう、この男よ…………。

もう、親愛シナリオ数個目で、もう絶対に後々 “この展開” あるじゃんって察した。察して頭抱えた。

根地黒門のルート中も頭抱えちゃったけど、その後に根地黒門の親愛度高めの希佐ルートをやっちゃって、さらに辛くなったし苦しくなった。

根地黒門は5人目に攻略したんだけど、それでも最終公演の流れがすごく良かったし、エンドも最高だった。伏線回収してくれた。

 

第二位🥈 木野瀬一輝/夏空のモノローグ

そう、木野瀬くんルートを初っ端に選んだあの日から、その後の私の苦しみは約束されてたってわけ。

木野瀬くんのことを知った状態で、他の人のルートをプレイするのしんどかった。今思い出しても辛くなる。木野瀬くんの葵ちゃんへの言葉にたくさん泣きました。

私は、きのあおが幸せになる未来がいい。そんな明るい未来が欲しい。

 

第一位🥇 イヴ/終遠のヴィルシュ

絶望エンドでも救済エンドでも、私の感情はぐっちゃぐちゃ……。

好き、でもこのエンドじゃ嫌だ、幸せになってくれないと嫌だ、でもこのシーンは本当に好き。このセリフも好き、でもこのシーンもセリフも幸せなエンドに行ってくれない………。

無理だ……救済をくれ………って泣いた。

ルート中、たくさん泣いてました。

とっても優しいイヴの未来は幸せであって欲しい。イヴセレ幸せになれ……

 

 

 

こんな感じでどんどんいきます!

 

 

ずるっ………てなった男 TOP3

乙女ゲームにおいて、ずるい男という言葉は便利な言葉だよね。この言葉で感じとれる何かがある。

 

第三位🥉 イヴ/終遠のヴィルシュ

イヴは上位2人とは、ちょっと違う意味での【ずるい】です。カプ厨なので、イヴのことを知れば知るほど、イヴの言葉を聞けば聞くほどイヴセレ〜;;ってなって、ずるかったです。

何度もイヴセレじゃん!!!って頭を抱えました。イヴセレなんだよ。

 

第二位🥈 シアン・ブロフィワーズ/終遠のヴィルシュ

どんな絶望に立たされても、彼がいれば大丈夫なんだと思わせる力強さと頭脳を兼ね備えた男。いや、神だよ。

終ヴィルの個別ルートをプレイしていて、こんなにも絶望を感じなかったのはシアンさんのおかげ。絶望的な出来事が起きても、シアンさんがいれば、なんとかなる。彼が形勢逆転してくれるという安心感のえげつなさ。もはや終ヴィルの精神安定剤みたいなところある。

 

第一位🥇 高科更文/ジャックジャンヌ

こんっっっっっっっなに出来すぎた男子高校生いるわけないんですけど、この世界にはいます。ほんとにいたもん。はるちーず見たもん。(メイちゃん)出来杉くんも驚いてる。

演劇の才能を持ちつつも、そこに胡座をかくことなく努力する。クォーツの仲間たちを先頭で引っ張っていくだけの器量も技術もある。本当にいい男なの。

クォーツの先輩としても最強なんだけど、恋人としても最高でした。こんなにかっこよくて頼りがいがあるのに、恋人の前では弱音を見せてくれたり甘えてきたり、、、とんでもない高校三年生だった。初っ端にフミさんルートやったので、余計にフミさん引きずってしまう。こんなん、ずるい。

 

 

 

 

ふっ……………おもしれー男 TOP3

はるちーず「ふっ…………おもしれぇ男」

 

第三位🥉 薮田清彦/君は雪間に希う

おもしれー男でした。めっちゃ好き。

サブキャラにどんなキャラがいるかも知らずにプレイしたんですけど、初っ端からおもしろくて好きだった。

そして歓楽街ルートの薮田清彦が最高でした。ただのおもしろい男じゃないのよ彼は。でもかわいい。好き。この話、前回もしたな。一緒にお酒飲みたい。

 

第二位🥈 シアン・ブロフィワーズ/終遠のヴィルシュ

最高におもしれー男でした。

なんかもう、神だからさ…そんじゃそこらの男と一緒なわけがないんですよ。発言が本当におもしろいのに、シアンさんのルートはめちゃめちゃ完成度が高いのが最高だった。

彼のおもしろ発言をぜひ絶望中に浴びて欲しい。絶望中だからこそ、頼もしさとおもしろさのダブルパンチだよ。

 

第一位🥇 ヴァージル/アンジェリーク ルミナライズ

やばいくらいおもしれー男でした。

おもしろくてめんどくさくて最高だったな。この面倒くささが可愛いんですよ。そしておもしろい。

見た目爽やか優男風のイケメンなのにね!!彼のルート?イベント?めっちゃ楽しかった。

以下どうでもいいけど、ちょっとしたお話です。※文字色を白にしています。

実は筋肉系キャラであることもギャップで良かったんだけど、子供っぽところもあっておもしろいの!大陸視察の草原で、「走り出したくなります」って言って、アンジュに「良いですよ」って言われたら、アンジュを放置して草原に駆け出していく男、最高に面白いでしょ。鍛えてるから足速いのよ。米粒の大きさになるくらい遠くまで、ものすごいスピードで走っていくの。おもろ。】

 

 

 

 

将来有望株 TOP3

成長した君はきっと、素敵な人。

 

第三位🥉 浅浪翔/夏空のモノローグ

最初に言っておくんですが、葵ちゃんとどうこうって意味では無いです。

ただ純粋に彼は将来、とても素敵な人になるんだろうなって思うんです。優しくて良い子だから、これから素敵な恋をして欲しいなって思うんです。;;

 

第二位🥈 加斎中/ジャックジャンヌ

成長しなくても、高校一年生の彼でもやばいんですけどね。いや、やばいよ。最高すぎるので、勘弁してって思った。

高校一年生でこれなら、将来どんな男になってしまうんだよって感じです。

加斎くんのイベント、全部見てね!!

 

第一位🥇 カナタ/アンジェリーク ルミナライズ

カナタくんすごい好きだった。でもまだ未成年。アンミナのヒロインは成人済み。あとダメなの。今は年下としての可愛さも持ち合わせてるんだけど、将来どんな感じの男の人になってアンジュをドキドキさせるのかなって、とても気になる。今のままでも最高だけど。

 

 

 

 

いつの間にか好きになってた男 TOP3

このランキングやる前から、私は嫌な予感がしています。

 

第三位🥉 宮ノ杜雅/華ヤカ哉、我ガ一族モダンノスタルジィ

抗ったんだよ…………………!!抗ってたのに、いつの間にか絆されてた。しかも抗った割には、かなりの序盤で絆された。どれくらいの序盤かというと、共通の砂浜のシーンですね。え、早くない?でもこのシーンの雅はるのやりとりがハイパー可愛かったんです。仕方ない。

 

第二位🥈 宮ノ杜勇/華ヤカ哉、我ガ一族モダンノスタルジィ

私は最初、彼のことを斬るkill坊ちゃんって呼んでた。直ぐに自害しろ!みたいなことを言うからって理由で、そんなアホみたいなあだ名つけてたし、メルヘンな坊ちゃんなのか〜?と思ってたら、すごくちゃんと自分の理想や意思を持っていて、そのために行動していたのが、好きだった…そんな彼のことを知ってしまったら最後。好きになっちゃうのよ。勇はる可愛かった!この男は絶対に親バカになる!って思わせてくる。可愛い。

 

斬るkill坊ちゃんという謎あだ名が出てきたので、私がゲーム序盤に勝手につけた宮ノ杜兄弟の他の皆のあだ名もついでに紹介しておく。

長男:正→メガネ坊ちゃん

次男:勇→斬るkill坊ちゃん

三男:茂→フラフラ坊ちゃん

四男:進→外面坊ちゃん

五男:博→発明坊ちゃん

六男:雅→フリフリ坊ちゃん

 

第一位🥇 宮ノ杜正/華ヤカ哉、我ガ一族モダンノスタルジィ

いやーー、見た目もキャラ的にも、はるちゃんへの態度的にも絶対に推しじゃないと思ってた。推すことは無いと思ってた。私の管轄外だと思ってた。なのに正ルート後の私は彼のことを好きになってた。未来は不確定なんだと改めて思いました。

2人の主従という関係性も活きてて、惹かれ合う過程も、ラストも最高だった。正ルートをプレイすると正が可愛く見えてくる場面も随所に散りばめられてて、私は製作者の手のひらで転がりながら、正を可愛いと思ってたってワケ。

 

 

 

気付いた?私の嫌な予感が現実になりました。

TOP3全員が宮ノ杜兄弟………。私がどこぞの大企業の社長なら、宮ノ杜家に買収されちゃう〜〜〜〜〜〜〜〜ってなってたわ。何この意味わからん例え。

いやでも冷静にTOP3全員が宮ノ杜兄弟って面白みが無い!となったので、このランキングは《こんなはずじゃなかったのにver.》とします。

そして別ver.も用意しました。こちらです。

 

 

 

いつの間にか好きになってた男 TOP3

最初の推し予想は別だったver.

このver.なら宮ノ杜兄弟は入ってきません!なぜなら、宮ノ杜兄弟のことを最初は好きになる予定無かったので!推し予想なんて居なかったので!彼らは次元が違う。

 

第三位🥉 イヴ/終遠のヴィルシュ

最初の推しカプ予想はシアンかアドルフだったんですよね〜〜〜。シアセレももちろん好きなんですけど、イヴが強かった……私の中で。あれ、この番外編めっちゃイヴの名前出てきてないですか?

 

第二位🥈 比良/DAIROKU:AYAKASHIMORI

当初は瀬見さんが推しかなって思ってた。でも私は比良しのに落ちました。

個別ルートで少しずつ心を開いて口調が柔らかくなるところとか、話す言葉が増えていくところ、彼視点で言葉には出さないけど実は、しのちゃんのことをたくさん考えている比良が好きになった。

 

第一位🥇 ヴァージル/アンジェリーク ルミナライズ

元々カナタくんのために買ったゲームだったから、カナタくんが好きかな…ユエも好きかもしれないって思ってた。ヴァージルは顔がいいな〜位だったんだけど、好きになってた。

もうこれはプレイしないと伝わらないと思う。言葉にするのを投げました。

 

 

 

急遽一つランキングテーマが増えてしまいましたが、予定では残すところ4つです!

 

 

かわいい〜〜〜カプ TOP3

私は可愛い〜ってなるカプが好きです。2人のやり取りにホッコリしたりニヤニヤする時間が幸せ。ちなみに、私が一番、可愛い!むり!永遠に可愛い!すき!!ってなるカプは絶対階級学園のハルネリちゃんです。余談でした。本題に入ります。

 

第三位🥉 スズキサ/ジャックジャンヌ

お互いが初カレ初カノ、THE☆高校生って感じの初々しいカプで可愛かったです!かわいい!無理!ってよりは、初々しさにほっこりしちゃうカプ。私はスズキサのベストエンドのスチルが大大大好きです。青春が大好きなオタクなので。

 

第二位🥈 比良しの/DAIROKU:AYAKASHIMORI

この記事でも、既に言ってるんですけど比良しのちゃんハイパー可愛かったです。なかなか自分の気持ちにも素直になれない感じな所もあって、その過程も含めて可愛かったです。好き。

 

第一位🥇 雅はる/華ヤカ哉、我ガ一族モダンノスタルジィ

私もチョロいが、雅もはるにチョロい。この勝負は引き分け!雅、ツンケンして、はるに嫌がらせしたりするけど、その嫌がらせがたまにめっちゃ可愛いんですよ。海水浴場でのシーンほんと可愛い意味分からん。

雅ははるにチョロい上に素直なので、泣き真似とかも真に受けちゃうし、その時の反応も最高だったな。あとヒス起こしてる時と気を許した後の優しい声色の感じが最高でした。最高にこのカプ可愛かった。今後もこれからも、お互い【藁人形】送り合おうとするカプはここだけ!かわいい!ずっとだけど、このランキングテーマは一段と語彙が死んでる。

 

 

 

 

 

好きなサブキャラの女の子 TOP3

ヒロインの友達やライバルなど、色んな立場の子がいるけど、ヒロインがその子に助けられている場面を見るのも好きだし、友達として仲良くしてるのも好きだし、普通に女の子が好き。

 

第3位🥉 三春/君は雪間に希う

とっても素敵なお姉ちゃんでした。いつも紗乃ちゃんの事を大事に思って心配してくれてて、優しさと温かさを持ってて大好き。三春ちゃんの笑顔で何倍も元気湧いてきそうになるくらい好き。とあるサブキャラとのやり取りも好きでした!

 

第2位🥈 杉村たえ/華ヤカ哉、我ガ一族モダンノスタルジィ

たえちゃんは、本当にいい友達であり同僚でした。ちょっとツンとした態度とる時もあるけど、はるちゃんの事を心配してくれるし、背中押してくれる。時には、はるちゃんの恋を後押しするために兄弟の背中押したり喝入れたりしてて、本当に好きだった。はるちゃんが宮ノ杜家の使用人を辞めずに続けられたのは、たえちゃんがいたからだと私は思ってる。あと千富さんのおかげ。

 

第一位🥇 ナディア・プルースト/終遠のヴィルシュ

私はナディアが大っっっ好きなんだ………。周りが“こう”だからって合わせるような考えをもつことなく、自分の気持ちや考えをしっかり持っていて、それだけでも好感度が高かったです。家族を大切にできる子が大好き。ナディアが笑顔で青空の下を歩ける未来しかいらない。

 

 

 

 

大好きなヒロイン TOP3

私的に乙女ゲームにおいて、ヒロインとプレーヤー(私)の相性って大切。相性合わないと、ゲーム進むスピード激遅になるし、下手すると積んでしまう。今年、私と相性が良かった、大好きな女を紹介するぜ!

 

第三位🥉 春日望美/遙かなる時空の中で3

強いんですよね…強いとは聞いていたけど、いざプレイしてみて自分の目で確認したけど、やっぱり強かった。剣の腕もだけど、幸せな未来を掴むために覚悟を決めて戦ったり、運命を上書きしたり、精神的にも強かった。ヒロインじゃない。ヒーローだよ。(ヒロインです。)惚れちゃう。

 

第二位🥈 小川葵/夏空のモノローグ

めちゃめちゃ甘党な葵ちゃんがすごく可愛かった!どのルートでも本当にいい子だったし、悩みながらも、前を向こうと変化していく葵ちゃんが愛おしかったです!LRCでなんて事ない、科学部の日常も葵ちゃんが可愛かったし、科学部が面白いしで一生見ていたかったくらい。

 

第一位🥇 立花希佐/ジャックジャンヌ

ずっと好きだった。演劇にかけすぎてて、たまに危なくて不安になったりもした。でも本当に良い子で演劇に全力で取り組んで努力をする希佐ちゃんが大好きだった。彼女がユニヴェールを卒業するまで全公演に通いたいし、卒業しても追いかけたい。

 

 

 

 

好きなハッピーエンド TOP3

実は印象に残ってるバッドエンドもしようかと思ったけど、悲しくなったのでやめました。私の精神安定の確保のためです。てことで、番外編ラストのランキングいきます!

 

第三位🥉 宮ノ杜雅/華ヤカ哉、我ガ一族モダンノスタルジィ

六男ほんとにいいエンドだったよね〜!他の兄弟が成しえなかったことを成した。頭のキレが違うから…。全部丸く収まった感じで、1番いいエンドだなって思いました!

カプとしてもここ最高なので!好き!2021年1月4日にこのルート遊んだので、2021年は年明け早々良いエンド良いカプに出会えて、いい幕開けだったな!

 

第二位🥈 シアン 救済エンド/終遠のヴィルシュ

うーん、めちゃめちゃ迷いました。個人的にはめちゃめちゃ救済!!!と言いきれないところもあった。でも何度も言いますが、シアン・ブロフィワーズが強い。もうこの後に待ち受けるものは幸せしかないはずなので!なんてったってシアン・ブロフィワーズ!セレスだからこそ、シアンとの救済エンドにたどり着けたんだって思うし、ラストの展開やセリフもとっても良かった。最高でした!ありがとう!!

 

第一位🥇 立花希佐/ジャックジャンヌ

誰かと結ばれるという訳では無いので…、乙女ゲームとしてのエンドではないと思う。でもこのエンドが一番好きだった。最終公演までの過程も最終公演もすごく好きでした。ジャックジャンヌに推しカプはもちろんいるけど、ジャックジャンヌの正史はこのエンド。

これからジャックジャンヌをプレイする人はこのエンドもちゃんと見てね!

 

 

 

 

 

 

以上!乙女ゲームオブザイヤー2021【番外編】でした!

さっとランキングを紹介するだけのつもりが、また、そこそこの文字数になってしまった。笑

こう振り返ると、同じ名前が何度か出てきてるんですよね〜。まぁ、それくらいそのキャラやルートのシナリオ、その作品自体が好きだったんだと思ってください!

すーーごく悩んで順位付けた。順位つけるの下手くそなので………数日かけて、やっとここまで終わった。年内目標にしてたんですけど、めちゃめちゃギリギリになってしまいました。

私が楽しいだけのものだったんですが、最後まで見てくれた方〜!ありがとうございます!

2021年も残すところあと数時間。2022年も皆様にとって楽しい一年になりますように!

 

今後、使っていくことがないであろうブログですが、また会う機会があれば!

今年一年ありがとうございました!良いお年を!

 

 

乙女ゲームオブザイヤー2021

 

早いものでもう一年が終わろうとしています。一年が過ぎ去るスピードの異常な速さよ。

そんな、ありきたりな話題からスタートです。

 

おはよう!こんにちは!こんばんは!

はるちーずです。

 

いきなりではありますが、

乙女ゲームオブザイヤー2021】

について、つらつら(ダラダラ)とネタバレ無しで綴っていこうと思います。

 

毎年テンプレを作成してくれている方からテンプレを借りて、作成したものはこちらです!

 

 

そしてこの、乙女ゲームオブザイヤーについてさらに詳しくお話ししていきます!

何故なら私がそうしたいからですね。短い言葉でズバッと説明ができないオタクなので。

 

1位 ジャックジャンヌ

いやー、とんでもないゲームでしたね。私の中では2021年堂々の1位でした。

まだプレイしてない、OPを見たことも無いって人はぜひ見てください。どうぞ。

youtu.be

 

乙女ゲームっぽくない、スタイリッシュなOPで、スチルとかの見せ方も本当に上手くて、このOP見た時にとても興奮して発売までの間、何度も見返したの覚えています。このOP大好きです。ゲーム尺が配信された時も速攻で買ったし、フルが配信された時も速攻で買いました。オススメだよ。

このOPからでも分かるよね。素晴らしいクリエーターが集うと、とんでもないゲームができる。どんなジャンルにおいても。ありがとう!

正直、石田スイ先生のnoteとかJJのcomplete collectionとか読んでると🥦何やってんだ?!って気持ちが湧かない訳では無いけど、そんな中でも発売までいってくれたことに感謝です。(スイ先生のジャックジャンヌに関わるnoteがかなり面白いので、気になる人はぜひチェックしてください!つんく♂さんになりきった話が好きです。)

 

この作品のPVが出た時点で気になる!!!ってチェックし続けてた私は、自分の好みを把握していて偉いね。褒めてあげたいよ。褒めてあげたいので、たった今褒めました。

 

9周以上プレイしても既読スキップが止まるほどのシナリオのボリュームと、選択肢直後だけじゃなくて、その選択をすることによって、かなり後のセリフも変わったりして凄かった。すごく作り込まれている作品でした。

メインのシナリオがあって、あとはボイスがついてない朝と夕方のランダム挨拶などのサブシナリオとかもあるんだけど、このサブシナリオが一切メインシナリオの邪魔をしてない。むしろメインに繋がることをちらっと聞けたりして…

これランダムに入れてるの〜?!ってなったりしたので、今後プレイする人はどこかで共通セーブ作らずに最初からプレイするのがオススメです。まぁ、効率良くプレイしたい人もいると思うので、そこは好きにプレイしてもらって良いんですけど、ちょっとしたアドバイスです。

140時間以上プレイしてもトロコン出来ないし、再プレイ以外で140時間以上もプレイした乙女ゲームは初めて。

 

この作品、キャラクター達が良い、劇中劇も含めてシナリオが良い、劇中歌も良い、イラストも良い、作業要素もあるけど程よい感じで苦にはならない所も良かった、とかたくさん良いところがあるんです。

その中でも、ネタバレ極力避けて一つ挙げるならば、私は《主人公が周りを騙していることに苦しみを伴う事》ですね。

ここのあたりも、きちんと描かれていてシナリオ完璧だなぁと思いました。

 

パブサしてしまうオタクなんですけど、体験版のみプレイして「男が女役も演じる中で、周りを騙して女が女役を演じるなんてドーピングと同じ」的なツイート見ちゃったことがあるのですが、本当にそんなことはないので。ぜひ最後までプレイして欲しい。

(歌声のキー的に男では無いじゃん、とかは言いっこなしだよ)(曲も最高なので、そこは大目に見て)

 

演劇に全てをかける、少年少女の青春群像劇、ぜひともプレイして彼らの青春を見守ってください。

 

 

 

 

2位 夏空のモノローグ

オススメしてもらっていた、たくさんの人の心に残る名作をついにプレイ。

2021年の夏は夏空のモノローグをプレイするぞ!と決めて、7月29日にフルコンできるように計算してプレイしました。

 

初っ端、木野瀬くんルートを選びました。その結果、その後のルートが大変苦しくて、夏空のプレイを中断しようかと思いました。苦しかった……。

それでも何とか皆のルートを終えたよ。頑張ったよ。

木野瀬くんルートでも泣き、他ルート中も泣いてた。泣いてたといえば、篠原くんルートもボロボロ泣いてしまった。

 

きのあおが推しカプだけど、科学部のみんなが大好きです。科学部の皆には、部長の発明に振り回されてたくさん笑って、そして「また明日!」と笑顔で挨拶して、前を向いて明日を迎えられる、そんな日々を歩んで欲しい。

カガハルルートのカガハルの言葉が大好きです。きのあおは本当に幸せになって欲しいなって思うんだけど、葵ちゃんには、カガハルのこの言葉を聞いて欲しいなって思うんだ。

 

未来のことは誰にも分からないけど、きっといい日になる事を祈って、前を向いて明日へ向かう勇気をくれる素敵な作品。

明日なにが起きるか分からないけど、それでも明日を拒むんじゃなくて、自分にとって明るい日であるように望みながら迎える明日の方が、きっといい日になる。

人生で良いことしか起きないなんてことは有り得ないけど、嫌なことが起きても、みんなと笑って過ごした日々が、かけがえのない日々の思い出が、前を向く勇気になってくれるはず。

長年愛されている作品であることが分かるし、私もこの作品を愛しました。

 

 

 

 

 

3位︎︎ 終遠のヴィルシュ

正直2位の作品と、どっちを選ぶか迷ったんですが…私の心が救済されてないので……3位になりました。

推しカプを救済してくれたら、推しカプと私が救済されるんです。一石二鳥。なんなら3人ハッピーなので一石三鳥だよ。

 

私はバドエン厨って訳では無いけど、納得出来るバドエンなら好きってタイプでした。でも最近は歳とって、やっぱハピエンが一番ハッピー!!!!!!って感じの、あたりまえ体操踊ってます。

だからね、ほんとに救いの少ない、絶望に絶望を塗りたくったこの作品では、駄々こねる厄介オタクになってしまうの…見逃して…。

でも、本当に伏線の張り方とそれらの回収具合、無駄な場面や人物がいないので、シナリオはとても良かったです。寝る間も惜しんでプレイした。

私はスーパーロングスリーパーなので、これはかなり珍しい。スーパーロングスリーパーという言葉があるかは知りません。

ちなみにジャックジャンヌと終遠のヴィルシュが、今年寝る間も惜しんでプレイしたゲームです。

 

 

 

 

4位 華ヤカ哉、我ガ一族 モダンノスタルジィ

宮ノ杜兄弟〜〜〜!!!!私は!絶対に!君たちのことを!好きならないぞ!!ってスタンスでプレイした。

 

そう、この気持ちで始めたゲームがね………楽しかったの………。宮ノ杜兄弟の事、見分けれるようになったし、好きになってた…怖い…。

いつの間にか絆されてた事が、この作品一番の不思議。

これは序盤をプレイ中の私のツイート。ほんと、乙女ゲームプレイ中に攻略対象に思うような事じゃ無いんだよ。

(これは2020年のツイートだけど、フルコンしたのは2021年なので、今年の乙女ゲームオブザイヤーにノミネートしています。)

 

こんなこと言ってたのに、宮ノ杜兄弟の事を好きになってるんだよ。びっくりだよね。

いや、私とは和解できなかった人もいるにはいるんだけど、それでも宮ノ杜兄弟が皆で集まってワイワイお酒飲んでたり、はるちゃんとの恋を後押しするために他の兄弟が動いたりするの見ると、兄弟仲良しやんけ〜!ってなるし宮ノ杜兄弟好きだなって思う。

個別シナリオ、良かったですよね。

私が好きなルートは正坊ちゃんも勇坊ちゃんと雅坊ちゃんです。多いね。ほぼ半数だよ。

初対面が基本的に最悪じゃないですか、だからこそ信頼関係を結んでから恋愛に発展していく感じが、とても良かったです。過程厨なので。過程厨って何。

勇坊ちゃんと雅坊ちゃんと隠しルートは2日間で駆け抜けるほど楽しみました。

 

 

 

 

5位 DAIROKU:AYAKASHIMORI

作業ゲームをした後だったので、サクッとできるゲームがしたくて、衝動購入してプレイした作品です!おすすめしてくれたフォロワーありがとう!

本当にサクッとプレイ出来たし、彼視点が入っていたのも高評価!

彼視点は私に効くんだよ。やっぱ考えてる事って言葉だけでは全部分からないじゃないですか。人間は嘘をつく生き物なので。いや、これは妖もいるけど。

ヒロインはこう思ってた、その裏で攻略対象達が考えていること、本当はどういう意図で言った言葉だったのか知れるのが好きなんです。私に効く。彼視点からしか得られない栄養素がある。

私はこの作品での推しカプが比良しのなんだけど、彼視点のおかげでより好きになったなぁ、としみじみ感じてる。

 

あとこの作品は、サブキャラもみんな素敵な子達ばかりで好きな子たくさん!

サブキャラだと高尾と狐々が好きでした!あと常磐室長も好きですね。見た目年齢と実年齢の差がやばかったです。びっくりした。今でも信じられない。

 

 

 

 

6位 アンジェリーク ルミナライズ

4月29日 いきなり家族や友達と別れることになったカナタくんをTwitterで見かけました。カナタくんが幸せにならなきゃダメだ。幸せになるところを見届けたい。この感情のままにアンミナの購入を決めて、速攻で予約しました。

カナタくんルート、めちゃめちゃ良かったよね。高校生ってことで、年下らしく可愛いところとか、年の差を気にしてる感じのところもあって、かと思えばグイグイくるところもあったりして、なんかとても良かった。

ただどうしても未成年って事が気にかかってしまう成人済み社会人オタク。いや、ヒロインが成人済み社会人だからさ………未成年は…………犯罪………ってなってしまうよ。

 

ここから下はアンジェリークシリーズ初プレイ民の言葉です。

続きを読む